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ラ・ラ・ラ・メディテーション

ラ・ラ・ラ・メディテーション

身体を空(くう)として感じなさい


身体を空(くう)として感じなさい



 あなたの身体が、皮膚という壁によって囲まれた空っぽの部屋だと想像しなさい。内側では、すべてが空っぽだと......。

これは最も美しいテクニックのひとつだ。

くつろいで、ひとりで、瞑想的な姿勢で坐りなさい。そして背骨をまっすぐにし、身体全体をくつろがせなさい。あたかも身体全体が背骨にぶらさがっているかのように。そして目を閉じ、しばらくの間、くつろいでゆくのを感じ続けなさい。ますますくつろぎ、より穏やかに、穏やかに、穏やかになってゆく......。これを少しの間やってごらん。

 ただ、くつろぎに調和していくように。そして不意に、あなたの身体が皮膚の壁しかなく、内側には何もなく、家が空っぽだと感じ始めなさい。時々思考が通り過ぎ、思考の雲が動いているのを感じるだろう。でも、それがあなたに属するとは思わないように。あなたはそれではない。それは空っぽの空をさまよっているだけだと、思いなさい――それらは誰にも属さず、根を持たない。

 実際、これが事実だ――思考はちょうど空に漂っている雲のようなものだ。それはどんな根も持たず、空には属さず、単に空をさまよっているだけだ。それは来ては去るが、空は触れられず、影響されないままだ。

あなたの身体はただ皮膚の壁で、内側には何もないと感じなさい。思考はなお続くだろう――古い習慣と、今までのはずみと、古い協力によって、思考はやって来続けるだろう。でも、それは空間を動く根なしの雲だと、ただ思いなさい――それはあなたには属さず、それは誰にも属さない。それが属すことができる人は誰もいない――あなたは空っぽだ。

 それが難しいとしても、古い習慣のせいでしかない。あなたのマインドはある思考を掴みたい、それと同化したい、それと動きたい、それを楽しみたいし、それに耽りたい......。抵抗しなさい! その思考に耽る者はいないし、それと戦う者もいないし、誰もそれに関係ないのだと、言ってごらん。

 2、3日から2、3週間の内に、思考は遅くなり、少なく、より少なくなるだろう。雲は消え始めるか、たとえ現われても、思考がない時には雲ひとつない空の大いなるはざ間があるだろう。ひとつの思考も通り過ぎない。そしてしばらくの間、別の思考はやって来ない。


......それからまた別の思考が来て、そして再び合い間がある。その合い間のとき、あなたは空っぽとは何かをはじめて知るだろう。そしてまさにその一瞥は、想像できないほどの深い至福であなたを満たすだろう。





Osho: Excerpted from The Book of Secrets


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